「夢のマイホームだからおしゃれにしたい」
家づくり計画中、そう思ったことのある方は多いはずです。でも住んで3年が経った時、それが後悔に変わっていたとしたら——。
注文住宅YouTuber「なすびのおうち」の妻、ナスコちゃんが「住んでから毎日疲れ果てる設備7選」を語ってくれました。
普段発信しているのは夫のなすびくんですが、今回のリアルな声は妻目線ならではです。「普段日常的にお掃除をするのは誰か?そう、私」という視点から見えてくる注文住宅の現実を、元大手不動産会社勤務のとまと君が補足しながら解説します。
🌸 ナスコちゃん 「夢のマイホームだからおしゃれにしたい。ワクワクで家作り計画をしてたのが3年前。そして現在、おしゃれにこだわったことに超絶後悔しています。新築マジックなんて住んで1年もすれば薄れ、2年で完全に日常となり、3年で不満へと生まれ変わっていきます」
🍅 とまと君 「これ、不動産会社にいた頃もほんとによく聞いてたんですよね〜。打ち合わせ中はみんなテンション上がってておしゃれ優先になりがちで……3年後に奥さんから電話が来る感じ(笑)。掃除する人の視点って、設計段階では意外と後回しになっちゃうんですよ」
後悔①:キッチン上のペンダントライト
油と埃が融合して1ヶ月で大惨事になる
なすびくんが激推しで採用したアートワークススタジオの「セラミックジュピターペンダント」。マットな質感でとてもおしゃれな照明なのですが、キッチンの真上にある以上、油汚れと埃の両方が容赦なく付着します。
撮影のために1ヶ月間あえて掃除しなかった結果、「めっちゃ汚い」状態に。
🌸 ナスコちゃん 「このペンダントライトを激押ししていた夫さぞ電球を変えたがってるんじゃないかと思って、今回改めて聞いてみました。『電球なんで変える必要があるの?』非常に腹が立ちました」
→ 教訓:キッチン上の照明はダウンライトか間接照明に。ペンダントライトは油汚れと埃の二重苦
後悔②:無垢床の隙間ゴミ問題
季節ごとに隙間が広がり、ゴミがどんどん入り込む
シーゲルというメーカーの無垢床を採用。触り心地・歩き心地は最高で、冬でも暖房の温かさが伝わってポカポカです。しかし……無垢床の隙間に、ゴミが入り込むのです。
理由をなすびくんに聞いたところ「無垢床は本物の木だから季節によって伸び縮みする。冬は乾燥で縮んで隙間ができる」と5倍速のドヤ顔で説明されたそうです。
「説明する前に掃除をしろと思いましたが心の中で止めておきました」——ナスコちゃん談。
さらに無垢床は水拭きが非推奨。湿気に弱いため、基本は乾拭き・掃除機のみ推奨です。
🍒 とま子ちゃん 「無垢床は天然木ならではの温かみと肌触りが最大の魅力ですが、メンテナンスに注意が必要な床材です。乾燥が激しい冬は収縮して隙間が広がり、湿度が高い夏は膨張して隙間が狭くなります。水拭きは非推奨なので、お子さんの食べこぼしが多い家庭や掃除の手間を減らしたい方はフロアタイルや複合フローリングとの比較検討をおすすめします。なすびくんは『無垢床最高』と言い、ナスコちゃんは『もう一軒建てるなら絶対に採用しない』と言っています。夫婦で意見が分かれる床材の代表格です」
→ 教訓:無垢床は季節による伸縮で隙間ゴミが増える。掃除スタイルと相性を確認してから採用する
後悔③:ダイニング上のペンダントライト
布素材に異常に埃がつく。毎日埃との戦い
ダイニングテーブル上に設置したのがアートワークススタジオの「Sフレック3ペンダント」。45度ずらしの独特フォルムで、見る角度によって様々な表情を見せてくれます。
「きっと住んでからも飽きずに楽しい毎日を送れるんだろうな」——計画中のナスコちゃんはそう思っていました。
「住んでから見ることができたのは埃だけでした」——3年後のナスコちゃんの言葉です。
布っぽい素材が埃を異常に引き寄せるため、毎日の掃除が必須になりました。
→ 教訓:ダイニング上の照明も布素材・フィラメント電球など埃がつきやすい素材は避ける
後悔④:鉄骨階段(リビング)の埃問題
階段から落ちた埃が全部下に集まる
「リビングに鉄骨階段がなければ注文住宅じゃない」という謎理論のもと、なすびくんのゴリ押しで採用された鉄骨階段(理由:かっこいいから、眺めたいから)。
見た目はナスコちゃんも「かっこいいとは思っています」と認めているのですが、盲点がありました。
階段から落ちた埃が全部下に集まるのです。
なすびくんの家では階段下に白いピアノを置いているため、埃が超目立ちます。
「ズボラな私でも許せないレベルなので毎日掃除しています。階段下がカップボードとかキッチンだったら夫を本気で恨んでいたかもしれません」——ナスコちゃん談。
→ 教訓:オープン階段の下には埃が目立ちにくい色・素材のものを置く。キッチンやカップボードとの組み合わせは特に注意
後悔⑤:広い玄関ポーチ
端っこに砂埃・落ち葉が溜まる。夫が掃除しない
「普通の家でも豪邸に見せる方法がある。それが玄関ポーチを広くすること」となすびくんが提案し、採用した広い玄関ポーチ。確かに見た目はおしゃれになりました。
しかし広いほど端っこに砂埃や落ち葉が溜まりやすく、掃除が面倒です。「外回りの掃除は夫担当のはずでした。じゃあなぜ住んでからしんどいポイントにあげているのか。そう、夫が掃除しなくて私がやってるからなんです」——ナスコちゃん談。
→ 教訓:玄関ポーチは広さと掃除頻度のバランスを考える。外構の掃除担当を家族間で明確にしておく
後悔⑥:壁掛けテレビ(隠蔽配管を断念した結果)
ゲームのたびにケーブルを接続し直す羽目に
壁掛けテレビ自体は採用できましたが、配線を壁の中に通す「隠蔽配管」は工務店から「+20万円」と言われ即断念。
その結果、テレビゲームをするたびにスイッチを収納から出してコンセントとHDMIをつなぎ直すという手間が毎回発生しています。しかもテレビがアーム式でないため裏の隙間が狭く、コンセントに手が届かない。
「この金額を聞いた瞬間夫は即しました。全然かっこよくありませんでした」——ナスコちゃん談。
ただし、夫が毎回接続を担当してくれているのと、夫婦でゲーム「It Takes Two」を一緒にやるようになって夫婦仲が「100から120」になったため、「20万ケチったことを許そうと思います」とのこと。
→ 教訓:壁掛けテレビを採用する場合は隠蔽配管を設計段階で組み込む。後付けは大工事になる
後悔⑦:吹き抜け(シーリングファンの埃問題)
掃除を忘れてファンを回すと埃が全部落ちてくる
吹き抜けの高所に埃が溜まり、黒いシーリングライトに埃が目立ちます。最悪なのは、掃除を忘れたままシーリングファンを回すと溜まった埃が全部落ちてくること。
ただし吹き抜けそのものには大満足。家族でバレーボール・スポンジテニス・PKごっこができる空間になっています。「吹き抜けなかったとまでは全然思っていません」とのこと。寒さについても「全然寒くない」と語っています(北海道・冬外気温マイナス9度でも)。
→ 教訓:シーリングファンは掃除前に必ず電源を切る。シーリングライトは白系を選ぶと埃が目立ちにくい
番外編:掃除が大変と思ったら意外と楽だったもの
ナスコちゃんが語ってくれた嬉しい誤算も紹介します。
間接照明(寝室):「毎週末掃除地獄になる。でもおしゃれを優先したい」という1大決心で採用したものの、3年間一度も掃除せず、全く汚れていません。
フルフラットキッチン(腰壁なし):「壁がないから掃除大変だろうな」と覚悟していたが、住んでみたら賃貸の腰壁タイプより全然楽だった。壁がない分、拭く面積が単純に減るため。「フルフラットキッチンが気になっているなら、掃除の不安だけで諦めなくて大丈夫です」とのこと。
まとめ:掃除する人の視点で設計する
ナスコちゃんが3年間の経験から導き出した結論はこうです。
「家作りって結局1番大事なのは住んだ後どうやって生活するかをちゃんとイメージしながら考えることだなって3年住んで改めて感じているところでした」
🌸 ナスコちゃん 「今回お話しした7つのことを全部採用しないだけでストレスフリーのお家が実現するはずです。いや、絶対します。掃除との戦いは誇りの戦い」
🍒 とま子ちゃん 「ナスコちゃんの言葉をひとことで言うと『おしゃれ設備は誰が掃除するかで評価が変わる』です。設計段階では、その設備を誰が・どれくらいの頻度で・どうやって掃除するかを具体的にイメージしてみてください。複数のハウスメーカー・工務店の間取りプランを比較することで、掃除しやすい動線・設備の選び方も見えてきますよ」
間取りの後悔を防ぐ:複数社のプランを比較しよう
「掃除しやすい間取り」「設備の選び方」は、実際に複数のプランを見て比較してはじめて気づけることがたくさんあります。
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よくある質問(FAQ)
Q. 注文住宅で間取りの後悔をしやすいポイントはどこですか?
A. 最も多いのが「掃除のしにくさ」に関する後悔です。特にキッチン上のペンダントライト・鉄骨(オープン)階段・吹き抜けのシーリングファンは、見た目のおしゃれさと掃除の手間がトレードオフになりやすい設備です。設計段階で「誰が・どうやって・どれくらいの頻度で掃除するか」をシミュレーションしておくことが大切です。
Q. キッチンの照明はダウンライトとペンダントライト、どちらがいいですか?
A. 掃除のしやすさを優先するならダウンライトが有利です。ペンダントライトはおしゃれですが、キッチン上は油汚れと埃の両方が付着するため、掃除頻度が高くなります。ナスコちゃんのように「間接照明」を選ぶと、おしゃれさを保ちながら掃除の手間を大幅に減らせます。
Q. 無垢床とフローリング、掃除のしやすさはどちらが上ですか?
A. 一般的な複合フローリングの方が掃除は楽です。無垢床は天然木の特性から季節による伸縮で隙間が生まれ、水拭きも非推奨です。ただし肌触り・温かみ・経年変化の味わいは無垢床が圧倒的に優れています。掃除の手間と素材の魅力をどちらを優先するか、家族全員で話し合って決めましょう。
Q. リビング階段(鉄骨階段)のデメリットは何ですか?
A. 主なデメリットは「埃が階段下に溜まりやすいこと」「踏み面が狭く足を踏み外しやすいこと」「冷暖房の効率が下がりやすいこと」の3つです。特に階段下にキッチンやカップボードを配置すると、食品に埃が落ちるリスクがあるため避けた方が賢明です。
Q. 壁掛けテレビにする場合、設計段階で何を確認すればいいですか?
A. 「隠蔽配管(配線を壁内に通す工事)ができるか・費用はいくらか」を必ず確認してください。設計段階で組み込む場合と後付けでは費用が大きく異なります。またテレビをアーム式にするかどうかも、後から配線作業のしやすさに影響します。コンセントの位置・数も、テレビ裏だけでなく周辺にも確保しておくと便利です。
Q. 吹き抜けは寒くなりますか?
A. 断熱性能によります。ナスコちゃんの家(北海道・冬外気温マイナス9度)では「全然寒くない」とのことで、高断熱・高気密住宅であれば吹き抜けがあっても寒さに困ることは少ないです。ただし断熱性能が低い住宅では暖房効率が悪くなるため、高断熱仕様と合わせて検討するのがおすすめです。

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